Blog

メルマガ・htmlメールの構成・基本から応用まで徹底解説


(公開日2023年08月25日)

  • コーディング 作り方

「メルマガをHTMLメールで配信したい」

「メルマガの構成について知りたい」

そういった方のために記事を書いています。

顧客にメルマガを配信する際、HTMLメールを使うことが多いようです。画像を用いているため見栄えがよいのですが、肝心な文章の構成はどうしたらよいのでしょうか?

この記事では、メルマガの構成と書き方、構成の応用法について解説します。これを読めば、構成の基本から応用までが理解できるでしょう。そしてメルマガの読者が読みやすく分かりやすいメルマガを配信できるようになります。

メルマガの構成と書き方



まず基本的な構成とメルマガの書き方を解説します。構成は以下のとおりです。

1.件名・差出人名
2.ヘッダー
3.リード文
4.本文
5.フッター

1.件名・差出人名

メルマガが配信され、メーラーで受信されたときに表示される要素です。読者は件名・差出人名を見て、メルマガを開封するかどうかを決めます。最初に興味を持たれなければ、開封しないまま削除されてしまうでしょう。

件名を見ただけでコンテンツのメリットが一目で分かるようにするべきです。そのためには以下のようなフレーズを用います。

・「今だけ」などの限定感を出すフレーズ
・「~のコツ」といった読者の好奇心を満たすフレーズ
・「20%引き」といったお得感があるフレーズ
・「すぐに使える」といった簡単さを伝えるフレーズ

また件名を目立たせることが重要です。

今日のおすすめ商品は【トロピカルなイラスト集】です!

のように記号で区切るとよいでしょう。

差出人名には、会社名だけでなく担当者の個人名も入れたほうが親近感が増します。個人名を入れると開封率が20%上がるというデータもあるくらいです。

差出人名:田中一郎|株式会社B.A.D

参考記事:ビジネス向けメルマガデザインとは?チェックポイントと事例を紹介


2.ヘッダー

ヘッダーはメルマガを開封した時のファーストビューであり、第一印象を決める重要な要素です。読者はヘッダーをみてメルマガを読み進めるかどうかを決めます。インパクトのないヘッダーだと、すぐに閉じられてしまうでしょう。

まずヘッダーを見ただけで、どの企業から届いたメルマガか分かるようにしてください。企業名・ロゴを入れますが、毎回配信するメルマガの同じ位置に配置するべきです。そうすれば読者の意識づけに役立ちます。

またヘッダーは自社のブランドイメージを伝える効果もあり、いつも同じデザインを使ってください。背景色あるいはフォントカラーにブランドカラーを用いるとよいでしょう。またメルマガの趣旨、お得な情報なども添えてください。

さらにCTAボタンをヘッダーに設置するとコンバージョン率があがります。スクロールせずにメルマガを閉じてしまう読者がいるからです。CTAボタンはヘッダーとフッター、長いメルマガなら途中にも設置するとよいでしょう。

参考記事:メルマガのヘッダー・フッターとは?htmlでデザインを一新する方法


3.リード文


ヘッダーのつぎは、いきなり本文に入らず、冒頭のあいさつ文をそえてください。時候のあいさつ、季語を取り入れたリード文が適切です。記事の導入部分を含めたり、トピックスなネタをはさんだりするのもよいでしょう。

リード文に読者の名前を入れると親近感が増します。メルマガ配信ツールを使うと、自動で読者の名前を差し込めます。ただし名前に表外漢字が含まれる場合は文字化けするので使わないほうがよいでしょう。

例文

「〇〇さまこんにちは。〇〇株式会社の〇〇です。

本日は、私たちがメルマガを作る際に活用しているテクニックをご紹介します」

4.本文


本文には見出しを入れるとメリハリがついて読みやすいです。見出しをみただけで内容が分かるようにし、キャッチコピーの手法を用いるとよいでしょう。フォントは少しだけ大きめの太字にしてください。

本文のテーマは一つに絞りましょう。そのほうが読者の理解度が高まります。テーマが多すぎて長いメルマガは読んでくれません。また件名もつけやすくなるのもメリットです。テーマが2つあるときは、2通に分配配信するとよいでしょう。

本文の改行時には空行を入れてください。空行を入れていないと、スマートフォンで見た時にレイアウトが崩れることがあります。スマートフォンで見る場合は、句点ごとに改行するとよいのですが、パソコンで見ると間延びするので、3行ごとに改行するとよいでしょう。

箇条書きを使い、レイアウトを整えたり、本文にバナーを挿入したりして、見た目を整えてください。本文中にバナーを挿入すると、リンクをクリックしやすくなるのがメリットです。

参考記事:メルマガ・htmlメールを一気におしゃれなデザインするレイアウトをご紹介


5.フッター


フッターはメルマガの最後に目にする部分です。特電法で載せることが決められている要素を含めることが必須です。

・送信元情報(企業名・住所)
・配信停止リンク(オプトアウト):いつでも配信を解除できるようにする

またCTAボタンを設置し、読者の取るべき行動を明確にすることも重要です。さらに自社の営業時間、アクセス方法、自社サイトへのリンク、SNSアカウントなどの補足事項をフッターにまとめると、デザインにメリハリがつきます。

パーミッションリマインダー(メルマガが受信者の許諾を得て送られていることを思い出させる文章)を添えるのもよいでしょう。

「このメールはこれまでに弊社のスタッフが名刺交換、もしくはご連絡させていただいた皆さまへお送りしております」

メルマガの構成の応用法



さらに効果的なメルマガにするためには、フレームワークに沿って構成を作るとよいでしょう。この法則を全て満たすのは難しいですが、1つでも活用すれば効果があります。

・BEAFの法則
・PREP法
・SUCCESsの法則

BEAFの法則

Benefit、Evidence、Advantage、Featureの頭文字を並べたもので、商品・サービスのメリットを伝える方法です。

Benefit(ベネフィット)

メルマガの読者が商品・サービスを利用することで得られるメリットのことです。商品・サービスのメリットとは多少意味が異なります。例えばおしゃれなスーツのベネフィットは、「おしゃれ」ではなく「モテる」です。

Evidence(論拠)

信頼できるデータや裏付けを添えると、メリット・ベネフィットの説得力が増します。例えば、「OLに聞いたおしゃれなスーツを着た男性に対するイメージのアンケート結果」の類です。

Advantage(競合性優位)

自社商品と競合他社商品との違い、強みを解説します。例えば「自社内にアトリエを構え、最高峰の技術を有する職人がフルオーダースーツをご提供します」といった具合です。

Feature(特徴)

商品の色・サイズ・素材などの特徴を記載します。例えば「超強撚糸による防シワ性、通気性を兼ね備えた高温多湿な気候にマッチした服地を用いたフルオーダースーツです」といった類です。

PREP法

Point、Reason、Example、Pointの頭文字を並べたもので、説得力のあるメルマガを作る方法です。

Point(結論)

最初に結論を述べます。例えば「メルマガを作成するときはPREP法を用いるべきです」という具合です。

Reason(理由)

次に結論に至った理由を説明します。「なぜなら、PREP法を用いると、読者がわかりやすくストレスがかからないからです」

Example(例)

具体的な例をあげて、読者にイメージを持たせます。「結論から始めると、読者は趣旨を理解してから読み進めるからです。さらに理由や具体例を述べれば、主張に説得力が生まれます」

Point(結論)

最後にもう一度結論を述べます。「したがってメルマガを作成するときにはPREP法を用いるべきです」

SUCCESsの法則


Simple、Unexpected、Concrete、Credible、Emotional、Storyの頭文字を並べたもので、読者の記憶に残る文章の書き方です。

Simple(単純明快)

誰でもメルマガの内容を理解できることが重要です。難しい表現を用いず、分かりやすい言い回しで内容を伝えます。

Unexpected(意外性)

意外性を持たせて読み手にインパクトを与え、話題として用いやすくします。例えば「フルオーダースーツなのに、お値段は10万円未満です」といった具合です。

Concrete(具体的)

具体的な論拠・事例をあげると、商品・サービスのメリットが分かりやすくなります。例えばフルオーダースーツの画像を添えて、具体的なお値段を提示するなどです。

Credible(信頼性)

お客様の感想、口コミを載せて、信頼性を増します。例えば事例にあげたスーツを購入したお客様の感想を載せれば、スーツの信ぴょう性が高まるでしょう。

Emotional(感情に訴える)

情報だけでなく、読者の感情に訴えることも重要です。「おしゃれなスーツを着て、女性にモテたくありませんか?」といった問いかけも効果的でしょう。

Story(物語性)

すべての情報が物語としてつながるようにすると、内容が分かりやすくなり、読者にしっかりと伝わります。

構成に沿ったメルマガテンプレート

このメルマガの内容は、時候の挨拶とサービスの紹介ですが、1例としてご紹介します。

【ヘッダー】

B A D

正しくメールが表示されない方はこちら

【リード文】

新年度のご挨拶 昨年度は多くの皆さまに大変お世話になり、誠にありがとうございました。 今年度も、皆さまの業務発展の一助となれるよう、スタッフ一同尽力いたします。 変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

 2023年4月1日 株式会社Brand Activation and delivery

【本文】

B.A.Dのサービス(バナーを7つ並べています)

一気通貫のサービスでマーケティングを包括的に対応

外資系企業向けのマーケティングサポート

専門知識を持ったプロが対応、配信後の分析まで可能

複数案件を同時対応可能!月額制のデザインサービス

中国語Webサイト、中国向けWebマーケティング

オンラインセミナーの集客から運営まで、一括でサポート

理容室向けニュースレター&ホームページ制作

【フッター】

B A D

株式会社Brand Activation and delivery

東京都荒川区荒川4丁目54-1 Goodビル

Tel:03-4405-7521

Mail:info@bad-corp.com

このメールはこれまでに弊社のスタッフが名刺交換、もしくはご連絡させていただいた皆さまへお送りしております。

今後、弊社からのメールを希望されない方は、こちらからお手続きをお願いいたします。

プライバシーポリシー

別のテンプレートは以下のリンクページからダウンロードできます。

参考記事:HTMLメールのデザインテンプレートを特別公開!


興味がある方は以下のリンクページをご覧ください。
メルマガのデザインに悩んでいる方必見!HTMLメール活用のススメ
メルマガのテキストデザインを良くするならHTMLメールがおすすめ
メルマガの最新トレンド情報!おしゃれなデザインにする方法をお届け
デザイン性に優れたメルマガの横幅はどれくらい?最適解を教えます


まとめ



メルマガは、件名・差出人名、ヘッダー、リード文、本文、フッターの構成で作成します。この記事では、それぞれのパーツに含めるべき要素ならびに書き方のコツについて解説しました。さらに効果的なメルマガにするためには、フレームワークに沿って構成を立てるとよいでしょう。

具体例として株式会社B.A.Dの作成したHTMLメールをご紹介しました。株式会社B.A.DはHTMLメール制作のスペシャリストです。HTMLメールのデザイン・コーディング・配信をすべてお任せください。

興味がある方は、以下のリンクページをご覧ください。

HTML制作・サービス紹介

HTML制作の料金

よくあるご質問・FAQ

関連記事