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メルマガのテキストデザインを良くするならHTMLメールがおすすめ


(公開日2023年08月25日)

  • デザイン

企業の営業・マーケティング担当者、個人事業主の方に向けて記事を書いています。メルマガを配信する際に、HTMLメールを使うことが増えてきました。そのほうがデザインが豊富なメルマガを作成できるからです。それではメルマガのデザインを良くするにはどうしたらよいのでしょうか?

この記事では、メルマガのテキストデザインを良くする方法と効果について解説します。またデザインする際の注意点も示します。これを読めば、読者の視覚に訴えて、目を引くHTMLメルマガを配信できるようになるでしょう。

テキストメールとHTMLメールの違い



違い1:テキストメールとは?
違い2:HTMLメールとは?
違い3:テキストメールとHTMLメールのどちらが多く使われている?

違い1:テキストメールとは?

テキストメールは、シンプルなテキストのみで構成されたメールです。パソコンなどで使用されるテキストには、国が定めた標識番号(文字コード)がついています。文字コードは文字をコンピューターで処理したり、通信したりするための番号です。テキストメールは文字コードだけで作られます。

テキストメールのメリットは誰でも簡単に作成できることです。特別なスキルがなくてもメールを作成・配信できます。受信側のメールクライアントのフィルターにかかりにくく、文字化けすることもあまりありません。

テキストメールは容量が小さいため、受信環境に影響されにくく、スムーズに表示されます。読者にストレスをかけることは少ないでしょう。また簡単な飾り文字や記号も用いられ、工夫次第で変化に富んだメルマガを作成できます。

違い2:HTMLメールとは?


HTMLメールとは、HTML(Hyper Text Markup Language)で作られたメールのことです。

文字の大きさを変えたり、色をつけたり、装飾したりできます。また表・画像・動画を挿入することも可能です。

HTMLメールは、表現性に富み、視覚に訴え、商品・サービスのイメージを伝えやすく、訴求効果が高まります。リンクを盛り込み、有益なサイト、自社のランディングページへ誘導が可能です。またメールの開封率、クリック率、コンバージョン率などを測定できます。

HTMLメールを作成するには、特殊なコーディングスキルが必要であり、誰でも作成できるわけではありません。うまく作らないと、文字化けしたり、レイアウトが崩れたりします。

また容量が大きくなると、受信環境によっては見られないこともあります。

参考記事:HTMLメールとは?デザイン・制作のプロがわかりやすく解説


違い3:テキストメールとHTMLメールのどちらが多く使われている?


昔のビジネス用メールは、ほとんどがテキストメールでした。HTMLメールはウイルスを感染させるなどの迷惑メールと見なされた時代もあります。メールクライアントのフィルターにかけられ、迷惑メールフォルダーに振り分けられていました。

一般社団法人日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査2022」によると、

仕事で使うメールの6割以上は「テキスト形式」です。つまりテキストメールのほうがHTMLメールよりも多く使われています。しかしスマートフォンの普及に従い、HTMLメールが増えているのも事実です。

メルマガのテキストデザインにはHTMLメールがおすすめ



おすすめ1:メルマガとは?
おすすめ2:メルマガは目立つ必要がある
おすすめ3:配信効果を測定できる

おすすめ1:メルマガとは?


メルマガとはメールマガジンの略称です。Emailを使ったマーケティング手法の一つで、欧米ではEmail Newsletterと呼ばれます。企業や団体が自社のサイトから登録者を集め、発信者が知らせたい情報を任意に配信できるのが特徴です。

購読者の誕生日などに配信するイベントメール、ECサイトで商品を購入した人に送られるトランザクショナルメール、購入者が興味を持っている情報を配信するレコメンドメールなど、さまざまな用途で利用されています。

メルマガは最初はパソコン向けのメールだったのですが、最近は携帯向けが主体となりました。媒体の変化によってメルマガのデザインも変化を遂げ、自由なレイアウト、自由なデザインのメルマガが増えています。

おすすめ2:メルマガは目立つ必要がある


メルマガは開封してもらい、内容を読んでもらわなければ価値がありません。いくら有益な情報を含んでいても、読んでもらえなければ無用の長物です。そのためにはまずユーザーの目を引くことが大切でしょう。

メールを開封して最初に目にするファーストビューとして、アイキャッチ画像、「初回無料特典」などのキャッチフレーズなどでユーザーの興味をそそります。アイキャッチ画像には、GIFアニメーション、短い動画などが最適です。

タイトル・見出しは、フォントを大きくしたり、目立つ様式に変えたりできます。見出しの背景色を変えて強調するのも効果的です。画面が広いデバイス向けに、凝ったレイアウトを使って見せるのもよいでしょう。

参考記事:メルマガをおしゃれなデザインにする方法・最新のトレンド情報をお届け


おすすめ3:配信効果を測定できる


HTMLメールだと、メルマガに対して読者がどのように反応したのかを数値化できます。HTMLメールにWebビーコンやダミーパラメータを埋め込むことで、開封率・クリック率などの測定が可能です。メルマガの効果があったのか、なかったのかを判定できます。

メールの開封率は、配信されたメルマガが開封されたかどうかを表わします。クリック率は、メルマガを読んでいる最中にリンクをクリックしてくれた人の確率です。さらにコンバージョン率は、ランディングページへ誘導して商品・サービスの購入に至った確率を示します。

メルマガの読者が開封・読み取り・CTAへの誘導といった流れの中で、どの時点まで到達したか、あるいは離脱したかを知ることにより、メルマガの内容を改善できます。メルマガはメールマーケティングにおいて宣伝効果を判定する重要なアイテムです。

HTMLメールによるメルマガのテキストデザインの仕方



方法1:HTMLで直接コーディングする
方法2:メールテンプレートを利用する
方法3:メール配信サービスを活用する

方法1:HTMLで直接コーディングする


HTMLメルマガをデザインするには、専門的なスキルがあればHTMLで直接コーディングするのが最善でしょう。ただしウェブサイトのデザインと違うのは、多くのメールクライアントは最新式のHTML/CSSに適応していないことです。ウェブサイトと同じコーディングをするとデザインが崩れてしまいます。

デザインの崩れを防ぐために、テーブル形式のHTMLが必要です。また別ファイルのCSSにも対応しないため、インライン形式のCSSを使ってデザインします。テキストをデザインする際にも、フォントの種類、大きさ、色をインライン形式のCSSで指定します。

間違ったコードを書くとメールが正しく表示されないため、不慣れな方には相当に難しいでしょう。以下に実例を示します。

<td align=”left” style=”word-break: break-word; line-height: 20px; font-family: ‘ヒラギノ角ゴ Pro’, ‘Hiragino Kaku Gothic Pro’, ‘游ゴシック’, YuGothic, ‘メイリオ’, ‘Meiryo’, sans-serif; color: #4d4d4d; font-size: 16px;”>
テキスト株式会社<br/>テキスト 様
</td>


HTMLメルマガのコーディングは、専門の業者に依頼するのが最善です。これならば思い通りのデザインで、型崩れしにくいメルマガを制作できます。株式会社ビーエーディーはHTMLメール制作のスペシャリストです。HTMLメールのデザイン・コーディング・配信をすべてお任せください。

株式会社Brand Activation and Delivery(https://goodmail.bad-corp.com/)

方法2:メールテンプレートを利用する

自分でコーディングできない場合、ウェブサイトに無料公開されているテンプレートを利用する方法があります。気に入ったテンプレートをダウンロードし、テキスト・画像を差し替えて使うやり方です。これならば比較的簡単にHTMLメールを作成できます。

レスポンシブ対応はもちろんのこと、ニュースレター、プロモーション、メール通知など用途に合わせたデザインテンプレートがあるようです。ただし受信環境によってはHTMLメールが表示されないことがあります。

思い通りのテンプレートが見つけられず、自分でアレンジしようとすると、かえってデザインが崩れてしまいます。アレンジするにも専門的な知識が必須です。そこまで知識があれば最初から自分で制作できるかもしれません。

参考記事:HTMLメールのデザインテンプレートを特別公開!


方法3:メール配信サービスを活用する

メール配信サービスを使えば、HTMLメールの作成、配信ができます。会社によってサービス内容が異なりますが、テンプレートがあったり、簡単に操作できる編集画面もついていたりします。前述した無料のテンプレートよりもアレンジしやすいのがメリットです。

配信機能、解析機能も備えているところがあり、無料テンプレートより活用しやすいでしょう。マルチパートメールの配信ができるのが、一番のメリットかもしれません。利用料金は無料から有料までさまざまです。

HTMLメールによるメルマガのテキストデザインの注意点



注意点1:テキストメールのほうがよい業界もある
注意点2:受信環境によっては見られないことがある
注意点3:マルチパートメールを使うとよい

注意点1:テキストメールのほうがよい業界もある


金融・証券・セキュリティなどはHTMLメールは不向きです。HTMLメールは、一時期悪徳業者がHTMLメールを悪用していました。そのためHTMLメールは迷惑メールとみなされ、全てフィルターで除去されていたのです。

今ではこういった状況は改善され、セキュリティも向上しています。しかし万が一にもウイルスに感染して、金融関連のデータが漏れだしたりしたら大変です。セキュリティを重視する業界がHTMLメールを敬遠するのは当然と思われます。

金融・証券・セキュリティなどの業界へのメルマガは、HTMLメールを避けてテキストメールを送信した方がよいでしょう。また他の業界でも、営業担当者が個人名義で送信すると営業色が出過ぎるかもしれません。この際にはテキストメールを送ってください。

注意点2:受信環境によっては見られないことがある


受信するデバイス、メールクライアントによってHTMLメールが全く受信できなかったり、デザインが崩れたり、文字化けしたりすることがあります。特にスマートフォンで起こりやすいのが特徴です。

HTMLメルマガを制作・送信する際には制限事項が多く、条件を満たすHTMLを作るのは相当に難しいです。ウェブサイトのコーディングに慣れている方は、かえってHTMLメールの制作に難儀を極めるかもしれません。

また送信前にいろいろな受信環境で正しく表示されるかどうか確認してください。ただし受信するデバイス・メールクライアントの組み合わせは100種類以上あります。表示確認するオンラインツールを活用するとよいでしょう。

注意点3:マルチパートメールを使うとよい

さまざまな対策を施しても、どうしてもHTMLメールをちゃんと受信できないケースがあります。このケースに備えてマルチパートメールを使うとよいでしょう。マルチパートメールはHTMLメールとテキストメールを同時に送るシステムです。

HTMLメールを見られない環境の際にはテキストメールが表示される仕組みであり、これを用いれば情報が全く伝わらなくなることを防げます。マルチパートメールはメール配信サービスを活用すると使えます。

またHTMLメールと同じウェブサイトを作っておき、リンクしておくのもよい方法です。HTMLメールが見られないとき、リンクサイトを見れば同じコンテンツを見られます。

まとめ



メルマガをHTMLメールにしてテキストデザインすると、読者の視覚に訴えて目を引くメールを送信できます。読者の興味を引き起こし、訴求効果が高まるでしょう。また開封率・クリック率・コンバージョン率を測定でき、配信効果を確認できます。

HTMLメルマガでテキストデザインするには、HTMLでコーディングする、メールテンプレートを利用する、メール配信サービスを活用するといった方法があります。HTMLでコーディングするのが最もデザイン性が高いのですが、専門的なスキルが必要であり、本業の合間に制作するには手間がかかり過ぎます。

HTMLメールの専門家に依頼した方がよいかもしれません。株式会社ビーエーディーはHTMLメール制作のスペシャリストです。HTMLメールのテキストデザイン・コーディング・配信をすべてお任せください。

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